大豆畑トラスト名札立て(区画割り当て)
大豆トラスト運動の意義について、井上さんからお話がありました。

遺伝子組み換え作物
大豆トラスト運動は、「遺伝子組み合え食品はいらない!キャンペーン」という市民運動から生まれました。今、遺伝子組み換えの農産物が日本にたくさん輸入されています。大豆・トウモロコシ・菜種・綿などが中心で、いずれも日本の自給率が低い作物ばかりです。

この遺伝子組み換え作物には、除草剤に強いもの、虫を殺すもの、病気に強いものものなど、生産のときに農薬の役割や農薬の使用を前提にしたものが多くあります。今後は、ビタミン強化や鉄分強化など、栄養強化や機能性作物のようなものが登場しそうです。
遺伝子組み換え作物にはいろいろな不安や問題点が指摘されています。

まず、自然生態系に混乱をもたらす可能性があります。
これまでの研究でも、たとえば殺虫性のトウモロコシを食べた害虫を益虫や他の虫が食べることでもともと殺すはずでない虫の死亡率が高くなったという結果や、除草剤に強い遺伝子を持つ作物と周辺に近縁の雑草と交配して、組み込まれた遺伝子が広がってしまう遺伝子汚染の可能性もあります。

次に、人間や家畜への影響です。遺伝子組み換えされた作物には実にもすべての部分に組み込まれた遺伝子が存在します。そして、作物のすべての部分でこれまでにないたんぱく質をつくっています。つまり、遺伝子組み換え作物を食べ続けるということになります。その影響は分かっていません。メーカーや国では、これまでアレルギーの報告がなかったから安全だと言っていますが、そのたんぱく質を長期間食べ続けることがこれまでなかったからアレルギーなどの報告がないのであり、本末転倒です。

第一、遺伝子の働きや動きやふるまいについては、まだまだ研究途中です。機械のようにすべての働きが分かっているわけではありません。将来思わぬ被害を受けないと誰も保障できないのです。

・大豆畑トラスト運動
大豆の自給率は4%程度しかありません。輸入大豆は、人間の食用のほか、油をしぼったあとの大豆かすは家畜のエサや肥料にも使われています。遺伝子組み換え技術は、家畜飼料や油など大量に使う作物を対象にしてきました。そして、日本は、大豆やトウモロコシ、ナタネなどを輸入にたよっています。つまり、海外で生産された遺伝子組み換え食品はいらない!キャンペーンは、遺伝子組み換え作物に反対する運動に加えて、国内で安心できる大豆などをつくる運動をはじめました。その第一弾が大豆畑トラスト運動です。

今日、区割りしてみなさんにお渡しします。これから雑草などの管理をよろしくお願いします。
 
                朝8時だがものすごく暑い。

        自分の立て札を立てて、さっそく土寄せ。
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